2008年05月21日

ユンヌフトゥバ(ヨロン島の方言)

ユンヌフトゥバ(ヨロン島の方言)

ユンヌフトゥバ(ヨロン島の方言)  ユンヌフトゥバ(ヨロン島の方言)  ユンヌフトゥバ(ヨロン島の方言)

「2008年5月19日付けの南日本新聞の記事」

現在、この地球上で物凄い勢いで失われている言語・文化。当地ヨロン島でも時代の流れと供に

失われようとしています。その中で言語や地域の文化を次の世代に残そうと孤軍奮闘されている

ヨロン島の先輩が新聞記事に紹介されました。紹介します。

ユンヌフトゥバの日に関する条例」製に尽力した与論民俗村 菊 秀史さん与論町で与論民俗村を営む。

ユンヌフトゥバ(ヨロン島の方言)  ユンヌフトゥバ(ヨロン島の方言)  
入り口の看板には、歓迎の言葉とともに「尊 加那志(トートゥ ガナシ)の文字が見える。

「ありがとう ございます」を意味するユンヌフトゥバ(与論の言葉だ)。

最近、この言葉に「尊尊我無」の字が当てられているのを目にする事が多くなったという。

「自分を無くし相手を尊ぶ、と理解して使われているようだが、これは御用。間違った言葉が

広まるのは残念」と嘆く。

方言をきちんと伝承したいと言う思いはこの程与論町が制定した「ユンヌフトゥバの日に関する条例」に結実した。

「若い夫婦のほとんどがもう話せない。十年後はどうなっているのか。消えるか、復興するかは時間との勝負。

町民に自分達の問題だと意識してもらう為条例の制定を呼びかけた」

言葉へ関心を持ったのは高校生の時。民具を収集していた母・千代さん(81)から・方言をノートに

書き留めるよう言われた。家族で手分けして集めた言葉の数々は、千代さんによって「与論方言辞典」(供著)

としてまとめられた。

5月20日から公民講座で方言を教える。「一年で会話が出来るようにしたい。その人達が核となって広めてほしい。

各家庭で日常語として語られるのが、私の理想です。」

民俗村0997-97-2934の敷地の一角に、両親と妻、三男一女の三世代八人で「とてもにぎやか」に暮らすが、

「子供に方言を話させるのは難しい」。来村者へのまっすぐで穏やかな語り口に人柄がにじむ。

(奄美総局・原田茂樹)

ユンヌフトゥバに興味のある方は ユンヌフトゥバ公民館講座が毎週火曜日 19:00~ 

問い合わせ:0997-97-2079 与論町中央公民館


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Posted by ハニ at 09:30│Comments(0)記事
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「尊々我無」は誤用【与論島クオリア】at 2008年05月22日 18:13
 
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